お客様の声が最高の信頼に:制作実績の効果的な見せ方とヒアリングの重要性

目次

はじめに:ホームページは企業の信頼を映す鏡

企業のホームページにアクセスしたとき、皆さんはどのような基準で「この企業は信頼できそうだ」と判断していますか。

多くの人は、実は数秒で判断しています。デザインの美しさもそうですが、その企業がこれまで何をしてきたのか、どのような実績を持っているのか、そして本当にお客様のことを考えてくれるのかといった点を、ホームページから読み取ろうとしています。

私たち「らいふぼーと」は、2003年の設立以来、名古屋市守山区を拠点として、多くの企業や店舗様のホームページ制作と運用をサポートしてきました。その過程で気づいたことがあります。それは、お客様からの「信頼」は、決して一朝一夕には生まれないということ。そして、その信頼を築くには、大きく分けて二つの柱が必要だということです。

一つ目は「制作実績」です。これまで私たちがどのような企業や店舗のホームページを作ってきたのか、その成果を示すことで、「この会社なら自分たちのホームページも安心して任せられる」という確信を生まれさせます。

二つ目は「親身なヒアリング」です。制作会社が一方的にホームページを作るのではなく、お客様の想いや課題を深く理解した上で、最適なホームページを一緒に作っていくプロセスです。

この記事では、制作実績をいかに効果的に見せるか、そして親身なヒアリングがなぜこれほど重要なのかについて、具体的にお話しします。

制作実績が示すもの:単なるポートフォリオではない価値

実績は能力の証明書

ホームページ制作会社を選ぶときに、最も多くのお客様が確認することの一つが「制作実績」です。これは単なるポートフォリオではありません。それは、その企業が実際にどのような課題に向き合い、どのように解決してきたかを示す、いわば「能力の証明書」なのです。

私たちが実績を公開するときに心がけていることがあります。それは、単に「美しいデザインのホームページを作りました」と示すのではなく、「このお客様はこのような課題を抱えていて、私たちがどのようなサポートをし、その結果どのような成果につながったのか」という、その背景まで見えるようにすることです。

例えば、飲食店様のホームページをリニューアルした場合を考えてみてください。新しいデザインは確かに素敵です。しかし本当に大切なのは、「メニューの写真を見やすくすることで、来店数が増えたのか」「営業時間や所在地の情報が明確になり、顧客からの問い合わせが増えたのか」「SNSとの連携により、若い世代へのアプローチがうまくいったのか」という、実際の効果です。

制作実績では、このような背景とその結果を丁寧に説明することで、初めてお客様は「自分たちの課題も、この会社なら解決してくれるかもしれない」と感じるようになります。

制作実績が示す技術的な信頼性

実績を見ることで、その企業の技術的な水準も判断できます。私たちは、すべてのプランでWordPressを採用しています。

WordPressは、全世界のホームページの約40パーセント以上で使用されている、極めて安定したプラットフォームです。なぜ私たちがWordPressにこだわるのか。それは、お客様が長期にわたって、安心してホームページを運用し続けることができるからです。

制作実績に掲載されているホームページが、今なお安定して稼働しているということは、その裏側にある技術的なサポートがしっかりとしていることを示しています。また、私たちはホームページ公開後も、セキュリティ対策や保守、サーバー管理といったサポートを継続的に提供しています。これらの取り組みが見えることで、お客様は「制作後も安心できる会社だ」と判断することができるのです。

さらに、最新の技術動向に対応しているかどうかも重要です。例えば、現在はAIやLLM(大規模言語モデル)といった新しい技術が急速に進化しています。私たちが常にこのような技術動向を学習し、お客様のホームページに活かそうとしている姿勢も、制作実績から読み取ることができます。

お客様の成長を支え続けるという約束

制作実績には、もう一つ重要な意味があります。それは「お客様の成長を支え続ける」という、私たちの姿勢を示すことです。

ホームページ制作の契約が終わったら、その関係も終わりではありません。むしろそこからが始まりです。お客様が自力で情報を発信し続けられるように、私たちがどのようなサポートをしているのか。記事の更新方法をどのように教えているのか。トラブルが発生したときに、どのように対応するのか。こうしたアフターサポートの充実度も、制作実績の中に反映されるべき要素です。

例えば、セルフプランで制作したお客様から「実は新しい商品を追加したいのですが、自分で記事を入力できるでしょうか」といったご相談をいただいたとします。このとき、私たちは単に「こうやってください」と答えるのではなく、実際の入力画面を見ながら、丁寧にサポートします。そして数ヶ月後、そのお客様の記事が増え、アクセス数が増えてきたという報告を受ける。こうした「実績」こそが、本当の意味で大切なのです。

親身なヒアリングの力:想いをカタチに変えるプロセス

ヒアリングは単なる要件確認ではない

「親身なヒアリング」という言葉を聞いたとき、皆さんはどのようなイメージを持ちますか。多くの人は、ホームページ制作の初期段階で、発注者から要件を聞き取るプロセスだと考えるかもしれません。しかし、本当の意味でのヒアリングはそれ以上の価値があります。

私たちのスタンダードプランでは、親身なヒアリングをもとに、お客様のサービスの詳しい紹介や施工例などを投稿できるサイトを制作しています。ここで大切なのは「ヒアリング」という言葉が示す姿勢です。

一般的なホームページ制作では、発注者が「こういう情報を掲載したい」と指示し、制作会社がそれを実現するという、一方的なやり取りが行われることもあります。しかし、このやり方では、その企業が本当に伝えたいことが、ホームページに反映されない可能性があります。

親身なヒアリングでは、私たちが以下のような点を丁寧にお聞きします。

お客様の企業が創業した背景と理由。その企業が大切にしている価値観は何か。競合他社とはどこが異なるのか。ターゲット顧客は誰で、その人たちはどのような課題を抱えているのか。ホームページを通じて、最終的にどのような関係を顧客と構築したいのか。

こうした質問を通じて、私たちはお客様自身も言語化できていなかった「想い」や「こだわり」を引き出していきます。

ヒアリングから生まれる「目的のあるホームページ」

ヒアリングのプロセスを通じて得た情報は、単にホームページ制作の設計図になるのではなく、その企業の「目的」を明確にするきっかけになります。

例えば、ある建築業の企業様とのヒアリングで、次のようなやり取りがありました。

「ホームページで何を一番大切にしたいですか」という質問に対して、最初は「施工実績を掲載したい」という答えが返ってきました。しかし、さらに深掘りしてお聞きすると、実は「私たちの工事は、単に建物を建てるのではなく、お客様の生活をより豊かにするための提案をしている。そのこだわりを理解してくれるお客様と、長期的な関係を築きたい」という想いが出てきました。

この想いが明確になると、ホームページの設計が大きく変わります。施工実績も単に写真と概要を並べるのではなく、「このお客様がどのような課題を抱えていたのか」「私たちがどのような提案をしたのか」「結果としてお客様の生活がどのように変わったのか」を、ストーリー形式で紹介することになりました。

結果として、そのホームページは単なるポートフォリオではなく、その企業の価値観そのものが表現されたサイトになりました。そして、訪問者もそのストーリーに共感し、問い合わせが増えたのです。

これこそが、親身なヒアリングが生み出す、本当の価値なのです。

ヒアリングがもたらすコスト最適化と透明性

親身なヒアリングのもう一つの価値として、コストの最適化があります。

私たちは、複数のプラン体系を用意しています。初めてホームページを作る企業や、初期投資を抑えたいというお客様向けの「セルフプラン」は初期料金が110,000円からとなっています。一方、本格的なホームページを制作する「ミニマムプラン」は220,000円から、より詳細なコンテンツ制作が必要な「スタンダードプラン」は440,000円からの設定です。

しかし、どのプランが最適なのかは、お客様ごとに異なります。ここで重要になるのが、ヒアリングです。

例えば、小規模な飲食店様の場合、「まずはホームページを作ってみたいが、大きな予算はない」というご要望もあれば、「今は小規模だが、今後の事業拡大を見据えて、本格的なサイトを作りたい」というお客様もいます。さらに、「商品写真や説明文をいっぱい掲載したいので、サイト制作の際にプロのライターにサポートしてもらいたい」というご要望もあります。

ヒアリングを通じて、こうしたお客様の事情や想いを理解することで、初めて「このお客様にはこのプランが最適ですね」というご提案ができるようになります。

また、私たちが基本的に無料のソフトウェアを使用することで、コストを抑える工夫をしていることも、ヒアリングの段階でしっかりと説明します。こうした透明性が、お客様からの信頼につながるのです。

実績とヒアリングが一体となるとき

継続的なサポートが実績を作る

制作実績とヒアリングは、実は切り離すことができない関係です。なぜなら、実績は単に「過去に作ったホームページ」ではなく、「現在進行形でお客様をサポートしている」ことを示すものだからです。

私たちは、リニューアルや新規制作でWordPressを採用し、セルフプランで記事入力のサポートも行っています。つまり、ホームページ公開後も、お客様が継続的に情報を発信できるように支援しているのです。

例えば、あるサービス業のお客様は、公開当初は「記事をどうやって書いたらいいのか分からない」と悩んでいました。しかし、私たちが定期的に「新しいサービスメニューを追加しませんか」「季節に合わせた情報を発信してみませんか」といった提案をしながら、実際の記事入力もサポートしました。

その結果、公開から半年後には、お客様自身が毎月4~5本の記事を更新するようになりました。そしてそれに伴い、ホームページへのアクセス数も増え、問い合わせも増えました。

この継続的なサポートのストーリーが、制作実績として公開されることで、新しいお客様は「このサイトを作った会社は、作って終わりではなく、長期的にサポートしてくれるんだ」と感じるようになります。

セキュリティと信頼:見えない実績の大切さ

制作実績として見える部分は、ホームページのデザインや機能です。しかし、最も重要な実績の一つが、実は「見えない部分」にあります。それがセキュリティと保守です。

ホームページが常に安全に稼働していることは、多くのお客様には当たり前のことに見えるかもしれません。しかし、背後では常に以下のようなサポートが行われています。

定期的なセキュリティアップデート。万が一の不具合時の迅速な対応。顧客情報が安全に保管・処理されているかの確認。ウイルスやマルウェアへの対策。こうした目に見えない実績こそが、本当の意味での「信頼」につながるのです。

例えば、公式ホームページの偽サイトが作られるというセキュリティリスクがあります。こうした事例から得られた知見は、新たなお客様へのヒアリングやご提案の際に活かされます。「このようなリスクもあるので、こうした対策を施しています」という説明を聞くことで、お客様は安心感を得るのです。

ホームページ制作における信頼を築くための実践的なポイント

実績紹介の工夫:Webだけではなく総合的なアプローチ

私たちが実績を示す際に大切にしていることの一つが、Webだけではなく、紙媒体との連携です。

例えば、あるお客様のブランド構築を支援した際、Webサイト制作と同時にパンフレット制作も行いました。Webサイトでは、ブランドのストーリーや商品の詳細情報を発信し、パンフレットでは、営業現場で活用できるコンパクトな情報をまとめました。

この統一感のあるブランディングこそが、お客様にとっての価値になります。そして、このような「総合的なブランド支援」が実績として示されることで、新しいお客様は「この会社は単にホームページを作るだけではなく、企業全体のブランディングをサポートしてくれる」と感じるようになります。

ヒアリングから納品までのプロセスの見える化

親身なヒアリングの価値を、より多くのお客様に理解していただくためには、そのプロセスを見える化することが大切です。

具体的には、以下のようなステップを提示することが有効です。

まず、初回のヒアリングで、お客様の企業概要、事業内容、課題認識などをお聞きします。次に、そのヒアリング内容をもとに、私たちが「企業分析シート」を作成し、お客様に確認いただきます。そこから企画・設計の段階へと進み、定期的なミーティングを通じて、ホームページの方向性を調整します。最後に、納品後も3ヶ月、6ヶ月といった定期的なフォローアップを実施します。

このプロセスが明確に示されることで、新しいお客様は「この会社とのやり取りでは、自分たちの想いがちゃんと汲み取られるんだ」と、安心感を持つようになります。

「できない」ことも含めた透明性

信頼を築く上で、実は「できないこと」を明確に伝えることも重要です。

例えば、私たちは「ホームページを作れば、必ず売上が増える」とは言いません。ホームページはあくまでツールです。その効果を最大限に引き出すためには、お客様側の工夫も必要です。継続的な情報発信、SNSでの発信、顧客対応の質、商品やサービスそのものの質。こうしたすべてが揃うことで、初めてホームページの効果が発揮されるのです。

この「正直さ」が、お客様からの信頼を生み出します。

まとめ:信頼は積み重ねの中に生まれる

ホームページ制作会社を選ぶとき、お客様が見ているのは、その会社の「過去の実績」と「未来への約束」です。

制作実績は、過去にどのような企業をサポートし、どのような成果を生み出してきたのかを示すものです。一方、親身なヒアリングは、お客様の想いをどこまで理解し、最適なホームページを一緒に創ろうとしているのかという、未来への約束を示すものです。

私たち「らいふぼーと」は、2003年の設立以来、名古屋市守山区を拠点として、多くのお客様と一緒にホームページを作ってきました。その経験とノウハウは、新しいお客様へのサポートの中に活かされています。

同時に、私たちが最も大切にしていることは、新しいお客様の「想い」を深く理解することです。その企業がなぜ事業をしているのか。どのような価値を顧客に提供したいのか。その想いが明確になったとき、初めて「伝わるカタチ」のホームページが生まれます。

ホームページ制作、運用・更新、セキュリティ対策、記事入力のサポートなど、ホームページに関することであれば、お気軽にご相談ください。私たちは、皆さんの成長をサポートするパートナーとして、末永くお付き合いしたいと考えています。

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