なぜ「伝える」だけではダメなのか?AI時代に求められる「伝わる」コミュニケーション

目次

はじめに:私たちが大切にしている想い

2003年に名古屋市守山区で創業して以来、私たち「らいふぼーと」は一貫して「ITでワクワクを創造する」という理念のもと、ホームページ制作とウェブサービスを提供してきました。

20年以上の活動の中で、常に心がけてきたことがあります。それは、お客様の情報を単に「伝える」だけのウェブサイトではなく、本当に「伝わる」ウェブサイトを作ることです。この違いは一見小さく見えるかもしれませんが、実はお客様のビジネスの成否を分ける大きな差となります。

2025年は「AIエージェント元年」と呼ばれています。ChatGPTをはじめとする生成AIの登場により、誰でも簡単に文章を作成できるようになりました。情報があふれる今だからこそ、「伝わる」コミュニケーションの重要性が増しています。

本記事では、20年以上ウェブ制作に携わってきた私たちの視点から、AI時代における「伝わる」コミュニケーションとは何かを、具体例を交えながら解説していきます。

AI時代の情報飽和:「伝える」だけでは届かない理由

誰でも情報発信できる時代の到来

私たちは2025年8月5日、東京ビッグサイトで開催された「Google Cloud Next Tokyo ’25」に参加しました。そこで目の当たりにしたのは、AIエージェントが描く「未来の働き方」です。Vertex AIとGeminiといった最先端技術は、従来の自動化を超えて、自律的に情報を収集し、整理し、そしてアウトプットまで行える能力を持っています。

この技術革新がもたらした最大の変化は、「情報の民主化」です。専門知識がなくても、AIを使えば誰でも流暢な文章を書けるようになりました。企業のウェブサイトに掲載されている製品説明やサービス紹介も、AIを使えば数分で作成できてしまいます。

しかし、ここに大きな問題が隠れています。

情報のコモディティ化という現実

AIが書いた文章は確かに読みやすく、文法的にも正確です。しかし、多くの場合、どこかで見たような内容になってしまいます。なぜなら、AIは既存の情報を学習し、それを組み合わせて文章を生成するからです。

例えば、あなたの会社が「高品質なサービスを提供します」「お客様第一主義です」といった情報を発信したとします。確かに事実かもしれませんが、競合他社も同じようなことを言っています。ユーザーから見れば、どの会社も同じに見えてしまうのです。

私たちがセミナー「ChatGPTで会社の魅力を引き出すコピーづくり」を開催したとき、参加者の皆さんから「AIで文章は作れるけれど、自社らしさが出せない」という声を多くいただきました。これこそが、「伝える」と「伝わる」の違いを象徴する声だと感じています。

ユーザーの変化:情報疲労の時代

もう一つ重要な変化があります。それはユーザー側の行動です。

以前は、何か知りたいことがあれば検索エンジンで調べて、複数のウェブサイトを訪問していました。しかし今は、AIチャットボットに質問すれば、要約された答えがすぐに返ってきます。わざわざ個別のウェブサイトを訪問する必要性が薄れているのです。

つまり、単に情報を「伝える」だけのウェブサイトは、そもそも訪問してもらえなくなる可能性があります。情報の渦の中で埋もれてしまい、誰の目にも触れないままになってしまうのです。

「伝わる」ために必要な信頼という土台

長年の経験が生む信頼性

では、どうすれば情報が「伝わる」のでしょうか。その答えの一つが「信頼」です。

私たち「らいふぼーと」は、2003年の創業以来、名古屋市守山区を拠点に活動してきました。20年以上という月日の中で、数多くのお客様のウェブサイト制作と運用をサポートしてきた実績があります。

この長年の経験は、簡単には真似できない財産です。AIがどれだけ賢くなっても、20年間お客様と向き合い、試行錯誤を重ねてきた経験は再現できません。お客様ごとの課題に対して、どんな解決策が最適だったのか。どんな失敗があり、そこから何を学んだのか。こうした生きた知見こそが、「伝わる」コミュニケーションの基盤となります。

例えば、あるお客様のウェブサイトリニューアルを担当したときのことです。最初は「おしゃれなデザインにしたい」というご要望でしたが、じっくりお話を伺うと、本当の課題は「問い合わせが少ないこと」でした。そこで私たちは、デザインよりも導線設計を重視した提案を行い、結果的に問い合わせ数を3倍に増やすことができました。

このような個別の経験と知見が積み重なることで、お客様からの信頼が生まれます。そして、その信頼こそが「伝わる」コミュニケーションの出発点なのです。

最新技術への理解と実践

ただし、過去の経験だけに頼っていては時代に取り残されます。私たちは常に最新の技術動向を学び、実務に活かす努力を続けています。

Google Cloud Next ’25への参加もその一環です。単にAIという言葉を知っているだけでなく、実際に最先端の技術を体感し、それをお客様のビジネスにどう活かせるかを考える。この姿勢が、お客様に対して未来を見据えた戦略を提供できる専門家としての裏付けとなります。

セミナー「ChatGPTで会社の魅力を引き出すコピーづくり」を開催できたのも、私たち自身がAIツールを実際に使い込み、その可能性と限界を理解しているからです。参加者の方々からは「AIの使い方がわかった」だけでなく「自社の魅力の見つけ方がわかった」という声をいただきました。これは、技術理解と実務経験の両方があってこそ提供できる価値です。

セキュリティと運用:見えない信頼性

「伝わる」コミュニケーションには、もう一つ重要な要素があります。それは、ウェブサイト全体の安全性と安定性です。

私たちは以前、「北海道警の偽サイトが発見された件から見える、URLの罠と公式サイトの責任」という記事を公開しました。これは、公式サイトを装った詐欺サイトの問題を取り上げたものです。

ユーザーは、あなたのウェブサイトが本当に信頼できるものなのか、無意識のうちに判断しています。URLが正しいか、SSL証明書があるか、ページの読み込みが遅くないか。こうした細かな要素の積み重ねが、全体の信頼性を形作ります。

私たちが「サーバー管理」サービスを提供しているのも、この信頼性を担保するためです。月額5,500円からという低価格でありながら、セキュリティ対策から日々の保守まで、しっかりとサポートします。ウェブサイトは公開して終わりではありません。継続的な運用があってこそ、お客様とユーザーの間に信頼が生まれるのです。

AI時代だからこそ求められる「本質」

SEOの本質は変わらない

最近、「これからはSEOよりもLLMO(生成AI向け最適化)が重要だ」という意見を耳にします。確かに、AIが情報を要約して提供する時代において、従来のSEO対策だけでは不十分になってきています。

しかし、私たちは「SEOは終わったのか?」という問いに対して、明確に「いいえ」と答えます。なぜなら、SEOの本質は「ユーザーが求める情報を、わかりやすく提供すること」だからです。この本質は、AIが発達してもまったく変わりません。

むしろAI時代だからこそ、SEOの本質がより重要になります。AIは信頼性の高い情報源を優先的に参照します。つまり、「AIが参照したいと思うほど質の高い情報」を提供できれば、AI経由でもあなたの情報は多くの人に届くのです。

人間にしか提供できない価値

では、「質の高い情報」とは何でしょうか。それは、AIには書けない、あなたの会社ならではの情報です。

先ほどの問い合わせ数3倍の事例のように、実際にあった具体的なエピソードや、そこから得た学び。お客様との対話の中で見えてきた、本当の課題とその解決方法。業界で長年活動してきたからこそわかる、表には出てこない本質的な情報。

こうした情報は、AIがどれだけデータを学習しても生成できません。なぜなら、それはあなたの会社の「想い」や「経験」に基づいた、唯一無二の情報だからです。

私たちが「お客様の成長を支え続けたい」という創業以来の想いを大切にしているのも、この理由からです。単に技術を提供するのではなく、お客様のビジネスに深く関わり、一緒に成長していく。このパートナーシップの中でこそ、本当に「伝わる」コミュニケーションが生まれます。

すべての接点で一貫したメッセージを

「伝わる」コミュニケーションのもう一つの重要な要素は、一貫性です。

私たちは、ホームページ制作だけでなく「パンフレット制作」も提供しています。なぜWebと紙の両方を扱うのか。それは、お客様が顧客と接するすべての場面で、一貫したメッセージを伝える必要があるからです。

ウェブサイトでは「革新的」と言いながら、パンフレットでは「伝統的」と書いてあったら、どう感じるでしょうか。きっと混乱しますよね。顧客はさまざまな接点であなたの会社と出会います。その一つ一つで同じメッセージ、同じトーンが伝わってこそ、信頼が生まれます。

AI時代においては、この一貫性がさらに重要になります。ウェブサイト、パンフレット、SNS、そしてAIチャットボットの応答まで、すべてが「ITでワクワクを創造する」というあなたの会社の理念を体現している必要があるのです。

AIで効率化した予算を「伝わる」に投資する

制作コストの削減という可能性

中小企業の皆さんにとって、予算は常に大きな課題です。「ウェブサイトは作りたいけれど、予算が限られている」というご相談を数多くいただきます。

ここでAIが強い味方になります。私たちは「予算をかけずWEBでのプロモーションができるよう、基本的に無料のソフトウェア群を使用するご提案」をしています。例えば、ChatGPTを使えば、文章の下書きを数分で作成できます。画像生成AIを使えば、ちょっとしたイラストも無料で作れます。

このようにAIを活用することで、制作プロセスにかかる時間とコストを大幅に削減できます。従来なら数時間かかっていた作業が、AIの助けを借りれば数十分で終わることもあります。

削減した予算で何をすべきか

では、AIで効率化して生まれた予算をどう使うべきでしょうか。私たちは、次の二つに投資することをおすすめします。

一つ目は、お客様の「想い」を深く理解するための時間です。AIは文章を書くことはできますが、お客様が本当に伝えたいことを理解することはできません。人間のスタッフが時間をかけてヒアリングし、お客様の言葉の裏にある想いを汲み取る。そして、AIが出した下書きを、その想いに沿って調整していく。この人間にしかできないプロセスにこそ、予算を使うべきなのです。

実際、私たちのセミナーでも、参加者の皆さんと一緒にワークショップを行いました。AIに自社の魅力を書いてもらい、それを見ながら「本当はこういうことが言いたいんだよね」と対話する。この時間があるからこそ、その会社らしい言葉が生まれてきます。

二つ目は、継続的な運用とセキュリティへの投資です。私たちが提供する「サーバー管理」サービスは、月額5,500円からとリーズナブルですが、その価値は非常に大きいものです。

ウェブサイトは生き物です。技術は日々進化し、新しい脅威も次々と現れます。定期的なメンテナンスやセキュリティ対策を怠れば、せっかく作ったウェブサイトが突然使えなくなったり、最悪の場合は顧客情報が漏洩したりする可能性もあります。

継続的な運用への投資は、地味に見えるかもしれません。しかし、これこそが長期的な信頼を築く基盤となります。お客様の大切なビジネスを守り、安心して使い続けられる環境を提供する。この安心感が、「伝わる」コミュニケーションを支えているのです。

長期的なパートナーシップの価値

私たちが目指しているのは、一度きりの取引ではありません。お客様と長期的なパートナーシップを築き、末永くお付き合いしていくことです。

なぜなら、「伝わる」コミュニケーションは一度作って終わりではないからです。ビジネスは成長し、変化します。新しい商品が生まれ、新しい市場に挑戦する。その都度、ウェブサイトも進化させていく必要があります。

私たちは、デザイン・機能・運用のすべてを一貫してサポートします。お客様の成長に合わせて、柔軟にウェブサイトを改善していく。この継続的なプロセス全体を通じて、お客様との信頼関係が深まり、本当に「伝わる」コミュニケーションが実現していくのです。

ミニマムプラン(初期料金220,000円から)やセルフプラン(初期料金110,000円から)といった、さまざまな予算に対応したプランをご用意しているのも、できるだけ多くの企業様とパートナーシップを築きたいという想いからです。

まとめ:AI時代の「伝わる」コミュニケーションとは

ここまで、AI時代における「伝える」と「伝わる」の違いについて、さまざまな角度から解説してきました。最後に、重要なポイントをまとめます。

AI技術の発展により、誰でも簡単に情報発信ができるようになりました。しかし、それは同時に、情報があふれ返る時代になったということです。単に情報を「伝える」だけでは、その声は無数のノイズの中に埋もれてしまいます。

「伝わる」コミュニケーションに必要なのは、まず信頼です。長年の経験に基づく知見、最新技術への理解、そして継続的な運用による安全性。これらすべてが、あなたの情報を信頼できるものとして受け取ってもらうための土台となります。

次に必要なのは、AIには書けない独自の情報です。あなたの会社ならではの経験やエピソード、お客様との関係の中で培われた洞察、そして何より「想い」。こうした人間にしか提供できない価値こそが、AI時代に本当に「伝わる」情報となります。

そして、すべての接点で一貫したメッセージを発信すること。WebでもパンフレットでもSNSでも、同じ理念、同じトーンでコミュニケーションをとることが、信頼を生み出します。

AIは強力なツールです。しかし、それはあくまでツールに過ぎません。AIで効率化した分、お客様の想いを理解する時間や、継続的な運用に投資する。この人間にしかできない部分にこそ、予算と時間を使うべきです。

私たち「らいふぼーと」は、2003年の創業以来、一貫して「ITでワクワクを創造する」という理念のもと、お客様の成長を支え続けてきました。20年以上の経験と、最新技術への積極的な取り組み。この両輪があるからこそ、お客様の情報発信を、単なる「伝える」行為から、深く心に響く「伝わる」コミュニケーションへと昇華させることができるのです。

AI時代の「伝わる」コミュニケーションとは、技術と人間の温かさの融合です。無数の情報が飛び交う中で、あなたの大切なメッセージが、本当に届けたい人の心に確実に響くように。私たちは、そのお手伝いをこれからも続けていきます。

名古屋市守山区で20年以上、地域に根ざして活動してきた私たちだからこそ提供できる価値があります。目的のあるウェブサイトを一緒に創り、お客様のビジネスが成長していく姿を見守る。それが私たちの使命であり、喜びです。

ウェブサイトの新規制作、リニューアル、AI時代に対応したプロモーション戦略など、どんなご相談でもお気軽にお問い合わせください。お問い合わせフォームまたはお電話(052-700-8712、平日10:00~19:00)にて、皆様のご連絡をお待ちしております。


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