サイトダウンは顧客の信頼を失う:安定したサーバー運用が担保する企業イメージ

ウェブサイトは現代の企業にとって、最も大切な「顔」です。営業時間に関係なく、24時間365日働き続けてくれるパートナーのような存在です。ところが、その大切なサイトが突然見えなくなったら、どうなるでしょうか。

実は、このサイトダウンという現象は、単なる技術的なトラブルに留まりません。顧客の信頼を一瞬にして失わせ、企業イメージに深刻なダメージを与える危機的な状況なのです。

私たち「らいふぼーと」は、2003年の設立以来、名古屋市守山区を拠点にホームページ制作と運用をサポートしてきました。多くのお客様と関わる中で、私たちが強く感じていることがあります。それは、「ITでワクワクを創造する」というビジョンを実現するためには、デザインやコンテンツだけでなく、その土台となるサーバー管理こそが、企業の信頼を左右する最も重要な要素だということです。

今回は、サイトダウンがなぜ危険なのか、そして安定したサーバー運用がいかに企業イメージを守るのかについて、具体的にお話ししたいと思います。

目次

サイトダウンが引き起こす、想像以上の影響

サイトダウンを経験されたことはありますか。もしまだなら、これはお客様にとって最悪の顧客体験になることをご理解いただきたいと思います。

実際のケースをお考えください。お客様が土曜日の夜、あなたの企業のホームページにアクセスして商品を購入したいと考えていたとします。ところがサイトは表示されず、「エラー」というメッセージだけが画面に表示される。そのときのお客様の気持ちはどうでしょう。不安です。そして、その企業に対する信頼が揺らぎます。

「管理がしっかりしていない会社なのではないか」「重要な情報を託せる企業なのか」という疑問が生まれるのです。

売上機会の直接的な損失

最も分かりやすい影響は、売上の減少です。特にEC事業、つまりインターネットショップでは、顧客がサイトにアクセスできない時間はすべて機会損失に繋がります。

例えば、金曜日の夜間から日曜日にかけてサイトがダウンしたとしましょう。この3日間で、本来得られるはずだった売上がすべて失われます。そればかりか、その期間にサイトを訪れようとしたお客様の中には、競合他社のサイトを訪れる人も出てくるのです。一度失った顧客を取り戻すのには、最初に獲得するより何倍ものコストがかかることは周知の事実です。

さらに、ダウンタイムが長いほど、その影響は広がります。お客様は「このショップは信用できない」という判断をし、SNSで悪い評判を書き込むかもしれません。デジタル時代において、悪評は瞬く間に拡散します。その結果、修復に数ヶ月を要することさえあります。

顧客体験の低下が生む負のイメージ

さらに問題なのは、一度サイトがダウンした企業に対して、お客様は「またいつダウンするかもしれない」という不安を抱くようになることです。

アクセスするたびに読み込みが遅い、ページが表示されないことがある、これらの経験はお客様の中に「不安定な企業」というイメージとして記憶されます。そのイメージは、あなたの製品やサービスの品質評価にまで影響を与えてしまうのです。

「サイトの管理もできていない企業の製品なんて、大丈夫だろうか」というネガティブな連想が起きてしまいます。これは恐ろしいことです。なぜなら、お客様の判断基準は、あなたの想像より厳しいからです。

心理学的には、人間は良い経験より悪い経験の方が記憶に残りやすいということが分かっています。つまり、一度の悪い体験が、数十回の良い体験を帳消しにしてしまう可能性があるのです。

企業の信頼性を守るセキュリティ対策の重要性

ここで考えなければならないもう一つの危機が、セキュリティリスクです。実は、サーバー管理の不備はサイトダウンだけでなく、より深刻な問題を招くのです。

偽サイト被害と公式サイトの責任

近年、某県警の偽サイトが発見されるという事件がありました。これは悪意のある第三者が、公式に見せかけた偽のウェブサイトを作成し、ユーザーを誘導したケースです。このような状況下では、企業の公式サイトには大きな責任があります。

お客様があなたのサイトにアクセスすることは、あなたの企業を信頼しているからです。その信頼を裏切らないために、セキュリティ対策は絶対に欠かせません。

もしあなたのサイトがハッキングされて改ざんされたら、どうなるでしょう。お客様の個人情報が流出したら、どうなるでしょう。企業が長年かけて築いてきた信頼は、一瞬で崩壊してしまいます。

実は、情報漏洩が起きた場合、企業は法的な責任を問われることもあります。GDPR(ヨーロッパの個人情報保護規制)のような厳格な法律もあり、コンプライアンス面でも非常にリスキーなのです。

セキュリティ対策の具体的な内容

ウェブサイトのセキュリティには、様々な対策が必要です。

外部からの不正アクセスを防ぐために、ファイアウォールの設定や定期的な監視を行う必要があります。また、ホームページ作成システムの脆弱性対応も重要です。例えば、WordPressなどのシステムを使っている場合、常に最新バージョンにアップデートしておくことで、既知の脆弱性から身を守ることができます。

さらに、定期的なバックアップは災害対策として極めて重要です。万が一のトラブルが発生した場合に、素早くサイトを復旧させるためには、バックアップがあるとないでは大違いです。バックアップなしでハッキングされたら、その復旧には数週間以上要することもあり得ます。

加えて、SSL証明書の導入も必須です。これは、お客様とサイト間の通信を暗号化し、個人情報の盗聴や改ざんを防ぐものです。GoogleなどはSSL対応を検索ランキングの評価要件としており、未対応だと検索順位が低下する可能性もあります。

安定運用を支える、プロのサーバー管理

では、このような様々なリスクからサイトを守り、安定した運用を実現するために、私たちは何をしているのでしょうか。その答えが「プロのサーバー管理」です。

ホームページ公開後が本当の始まり

多くの企業は、ホームページが完成して公開されることを「完了」だと考えてしまいます。しかし実際には、ここからが本当の始まりなのです。

ホームページは作ったら終わりではなく、その後ずっと、安定して動作し続ける必要があります。それを実現するのが「運用管理」です。

私たちは、ホームページ制作から公開まで一貫してサポートしていますが、その後の運用管理も同様に重要だと考えています。セキュリティ対策、定期的なバックアップ、システムの保守、緊急時の対応、これらすべてが含まれます。

運用管理を怠ると、どのようなことが起きるでしょうか。サーバーのリソースが不足して処理速度が低下する、古いプログラムの脆弱性からハッキングされる、データベースが肥大化して重くなるなど、様々な問題が発生します。これらはすべて、お客様には見えない「バックエンド」で起きていることですが、確実に影響が表面化するのです。

月額保守料金から分かる、専門知識の価値

私たちが提供するサーバー管理サービスは、月額5,500円からご利用いただけます。「月5,500円って何をしてくれるの」と思われるかもしれません。

その実体は、プロの専門知識と常時監視です。毎月、セキュリティの脅威から身を守るための最新情報をシステムに反映させ、パフォーマンスを監視し、問題があれば即座に対応する。これらすべてが月額料金に含まれているのです。

実は、サイトのダウンや問題が発生した後に対応するコストは、予防的な管理費よりはるかに高くつくのです。緊急対応には追加費用がかかりますし、ダウンタイムによる売上損失も甚大です。

例えば、月額5,500円の管理を受けていれば、年間で66,000円です。しかし、サイトがハッキングされて復旧に数日かかった場合、その売上損失だけで数百万円に達することもあります。つまり、予防は投資なのです。

技術の進化に対応する、我々の取り組み

さらに注目すべきは、技術は常に進化しているということです。私たちは常に新しい技術トレンドに関心を払い、お客様に最適なソリューションを提供し続ける必要があります。

最新IT環境への対応

例えば、生成AI技術の急速な進化があります。私たちは、Google Cloud Next Tokyo ’25に参加し、最新のクラウド技術やAI活用について学んでいます。これらの知見は、ウェブサイトの基盤技術であるサーバー運用にも応用されています。

Vertex AIやGeminiといった最新技術は、データ処理を高速化し、セキュリティ判定も精密になります。私たちはこれらの技術を常に監視し、お客様にとって何が最良の選択肢かを検討しています。

セキュリティの脅威も日々進化しています。数年前に「安全」だった対策が、今も通用するとは限りません。だからこそ、常に最新の知見を身に付け、運用管理にあたる体制が不可欠なのです。

加えて、私たちはChatGPTを活用したコピーライティングのセミナーも開催するなど、新しいテクノロジーを実際のビジネス成果に結びつける方法を積極的に追求しています。この姿勢が、ホームページ制作だけでなく、その後の運用管理においても活かされています。

SEOと安定性の関連性

皆様は「SEO」という言葉をご存じでしょうか。これは検索エンジン最適化を意味する言葉で、Googleなどの検索結果に上位表示されるための対策です。

実は、サーバーの応答速度や安定性は、この検索エンジンの評価に直結しています。つまり、安定したサーバー運用は、単に「お客様がいつでもアクセスできる」というだけでなく、「検索結果にも反映される」という二重の価値があるのです。

ページの読み込み速度が速いサイトは、Googleから高く評価されます。これを「ページエクスペリエンス」と呼びますが、この評価が検索ランキングに影響を与えます。サーバーがダウンしたり、頻繁に遅くなったりすれば、この評価は低下し、検索結果での順位も下がっていくのです。

つまり、安定したサーバー運用は、新規顧客の獲得にも直結しているということです。

「伝えたい」を「伝わるカタチ」に実現する、私たちの責務

ここまでお読みになられて、分かっていただけたと思います。ホームページ制作は、デザインやコンテンツだけでなく、その土台となるサーバー管理とセキュリティ対策があってこそ、初めて完全なものになるのです。

パートナーとしての誠意

私たち「らいふぼーと」は、単なるホームページ制作会社ではありません。お客様のビジネスを美しく、的確に伝えるための統一感のあるブランドづくりをお手伝いする、長期的なパートナーです。

その思いを実現するために、私たちは「ITでワクワクを創造する」というビジョンを掲げています。このビジョンを実現するには、見えない部分での専門的なサーバー管理が欠かせません。

2003年の創業以来、私たちはお客様の成長を支援することに全力で取り組んできました。その過程で学んだ最も大切なこと。それは、「長期的な信頼関係を築くためには、目に見えない努力が最も重要である」ということです。

安定運用は企業イメージそのもの

改めて言いたいことがあります。サイトダウンは、単なる一時的な不具合ではなく、企業の評判に大きなダメージを与える危機的な状況です。「この企業は基本的なインフラ管理すらできていない」というネガティブなイメージが固定化してしまいます。

安定したウェブサイト運用は、企業イメージを守る最後の砦です。お客様の目的達成をサポートし、その信頼を守り続けることこそが、私たちの最大の責務なのです。

ワンストップサービスの価値

私たちが複数の企業様からお選びいただく理由は、この「ワンストップサービス」にあると考えています。ホームページ制作から公開後の運用管理まで、すべてを一貫してサポートすることで、お客様は複数の業者と連絡を取る手間が省けます。

また、一つの企業が全責任を持つため、問題が発生した際の対応も迅速です。「どこに相談したらいいのか分からない」という状況は生まれません。

まとめ:らいふぼーとが選ばれる理由

ホームページが必要だとお考えでしたら、制作するだけでなく「その後の安定運用」まで視野に入れてパートナーを選ぶことをお勧めします。

私たちは、ホームページ制作から公開後の運用管理まで、すべてをワンストップでサポートしています。セルフプラン、ミニマムプラン、スタンダードプランなど、ご予算やニーズに応じた各種プランをご用意しています。

また、月額保守料金は5,500円からとなっており、中小企業様にも無理なくご利用いただける価格設定となっています。セキュリティ対策、定期的なバックアップ、システム保守、緊急対応まで、すべてが含まれています。

お客様の想いを、伝わるカタチに。そして、その想いをずっと守り抜く安定運用。このすべてを実現することが、私たちの誇りです。

ホームページ制作やサーバー管理についてご質問やご相談がございましたら、ぜひお気軽にお問い合わせください。名古屋市守山区の「らいふぼーと」が、あなたの企業の成長をサポートいたします。

私たちと一緒に、長く愛されるウェブサイトを作りませんか。お待ちしております。

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