大手でも情報漏洩…IIJのニュースから中小企業が学ぶこと
最近、インターネットサービスの超大手有名企業「IIJ(インターネットイニシアティブ)」で、お客様のメールアドレスなどが漏れてしまう事故(リンクはYahoo!ニュース)がありました。
「え?あの大手が?」「セキュリティはバッチリだと思ってたのに…」と思った方も多いかもしれません。大手ですら事故になってしまう時代です。私たち中小企業が「他人事じゃない」と思うべきニュースなんです。
今回はこのニュースから、中小企業が気をつけたいポイントをわかりやすく解説します。
大手でもやられる時代。中小企業も狙われます
IIJのような大きな会社でも情報が漏れてしまう時代です。
ということは、セキュリティが甘くなりがちな中小企業のほうが狙われやすいとも言えます。
特に、以下のような会社は注意です:
- 社長しかパスワードを知らない
- 昔作ったメールアカウントがそのまま
- ホームページやメールは知人や外部業者に丸投げ
こうした状態のままだと、知らないうちに情報が盗まれる可能性があるのです。
「よくわからない」まま放っておくのが一番危ない
IIJの件では、外部のシステム設定の不備が原因でした。
これは中小企業にもよくある話です。
「パソコンやネットのことは業者さんに任せてるから大丈夫」
→ でも、本当にちゃんと設定されているかは確認していない。
実はこの「任せっぱなし」が、情報漏洩の入り口になることもあります。
もし何かあったとき、どう動けるかがカギ
IIJは、問題が起きたあとすぐに発表をし、対応を始めました。
こうした「万が一の対応力」は企業の信頼にも関わります。
中小企業でも、もし情報が漏れてしまったときに、
- すぐにお客様へ連絡できるか?
- 誰が対応の指示を出すか決まっているか?
これが何も準備されていないと、さらに信用を失ってしまいます。
まずやるべき、かんたんな対策3つ
セキュリティと聞くと難しそうですが、すぐにできる対策もあります。
1.パスワードの見直し
簡単なパスワード(1234など)を使っていないか確認
2.使ってないアカウントを消す
退職者のメールや共有アカウントがそのままになってないか確認
3.システムの一覧を作る
自社が使っているネットサービス(メール、ホームページ、クラウド)を紙にまとめておく
最後にひとこと
情報漏洩は、「まさか自分の会社が…」と思った瞬間に起きます。
でも、日ごろから少しずつ意識しておくだけで、リスクはグッと減らせます。
小さな会社だからこそ、守るべき「お客様の信頼」があります。
心配な方は、わかる人に相談するのがいちばんです。
「こんな初歩的なこと聞いていいの?」と思わずに、ぜひ一度ご相談ください。
情報セキュリティの見直し、最初の一歩をお手伝いします。