2025年8月6日(水)、愛知県商工会連合会 東尾張支部 青年部の皆さまを対象に、セミナーを開催させていただきました。
テーマは 「ChatGPTを使って会社の魅力を引き出し、それを“伝わるコピー”にする方法」。
講師は私・広田建一(株式会社らいふぼーと代表)と、自称AIオジサン、後藤泰司さん。今回はダブル登壇形式でのセミナーとなりました。

前半:後藤泰司さんによる「ChatGPTの基本」
前半は後藤さんが担当し、「ChatGPTの基本的な使い方」を丁寧に解説していただきました。
AIに初めて触れる方でも理解しやすいよう、実際の操作画面を示しながらの進行。
- ChatGPTにできること、できないこと
- 有効な質問の仕方
- 実務での活用シーン
こうしたポイントをわかりやすく整理し、参加者の皆さんが「なるほど、こう使えばいいのか」と自然に理解できるように構成されていました。
「いきなり難しいことを学ぶのではなく、まずは触れてみることが大切」
というメッセージが伝わる内容で、会場は頷きながらメモを取る方でいっぱいに。
AIを“特別なもの”ではなく、“すぐに使える身近なツール”として捉えるきっかけになったようです。
後半:広田による「実践ワーク」
後半は私が担当し、ワーク形式で進めました。
特徴的だったのは「質問する」ではなく「質問される」スタイル。
参加者の皆さんがChatGPTからの問いかけに答えることで、自然と自社の強みや魅力が引き出されていく流れです。
- どんなお客様に選ばれているのか?
- 他社と比べたときの違いは?
- 提供している商品・サービスで一番喜ばれていることは?
こうした問いをChatGPTに投げかけることで、漠然としていた“会社の魅力”が具体的な言葉として形になっていきます。
プロンプトはスライドで提示し、コピペすればすぐ試せるように工夫しました。
実際に手を動かしていただいたことで、「AIをただ聞く」のではなく「自分ごととして使う」体験になったのではないかと思います。
締めくくり:生成AIの最新動向と可能性
最後には、生成AIを取り巻く最新のトレンドや、今後の活用の方向性についても簡単に触れました。
「AIは便利だけれど、どう付き合うのが良いのか?」
「どこまで任せ、どこから人間が関わるべきなのか?」
そうした問いに対する一つのヒントを持ち帰っていただけたのではないでしょうか。
青年部OBとしての再会
今回の登壇は、私にとっても特別な時間でした。
なぜなら、私は以前この青年部に所属していたからです。今回はOB(卒業生)の立場で呼んでいただきました。
会場には、当時一緒に活動していた仲間であり、今や東郷町商工会の会長を務める加藤さんのお姿も。
顔ぶれは少し変わっていましたが、雰囲気は昔と変わらず、温かく迎えていただけました。
懇親会での熱い議論
セミナー後の懇親会も大変盛り上がりました。
「実際の業務にどう活かせるのか?」
「うちの会社でも応用できるのでは?」
そんな具体的な議論が次々と飛び交い、参加者の皆さんから熱心な質問も数多くいただきました。
お互いの現場感覚を交えたやりとりは非常に刺激的で、私自身もたくさんの学びを得ることができました。
まとめ
今回のセミナーを通じて改めて感じたのは、AIは“人の可能性を広げるツール”だということです。
ChatGPTをうまく使えば、会社の魅力を再発見し、それを伝える言葉を磨き上げることができます。なかなか一人で考えていても浮かばないアイデアや発想をAIを活用することで得られた経験になったかと思います。
「AIをどうやってビジネスに取り入れるか?」
この問いはこれからますます重要になっていきます。
株式会社らいふぼーととしても、地域の事業者の皆さまと共にAIの可能性を探り、実務に直結する形で活かしていけるよう、引き続き取り組んでまいります。
ご参加いただいた青年部の皆さま、本当にありがとうございました。
またお会いできることを楽しみにしています。