忙しいビジネスパーソンへ:心の健康を保つためのデジタルデトックス習慣

目次

はじめに:ITで働く私たちだからこそ考える「心の健康」

こんにちは。名古屋市守山区を拠点に、ウェブサイト制作と運用を行っている「らいふぼーと」です。

私たちは2003年の設立以来、「ITでワクワクを創造する」という思いを胸に、お客様のホームページ制作や運用サポートを続けてきました。20年以上の間、技術の進化とともに歩んできた私たちが今、強く感じていることがあります。それは「デジタルとの付き合い方」の重要性です。

2025年、私たちは「AIエージェント元年」とも呼ばれる時代を迎えています。実際に私たちも、2025年8月5日に開催された「Google Cloud Next Tokyo ’25」に参加し、Vertex AIやGeminiといった最先端技術が業務をどう変えていくのかを目の当たりにしました。

AIは確かに便利です。定型業務を任せられますし、効率も上がります。しかし同時に、常にデジタルに接続され、情報の波に飲み込まれそうになる瞬間も増えています。効率化のはずが、いつの間にかデジタル疲れに陥ってしまう。そんな経験はありませんか。

IT業界で働く私たち自身も、日々パソコンやスマートフォンと向き合いながら、「どうすれば心身の健康を保ちながら、創造的な仕事を続けられるのか」を常に考えてきました。

今回の記事では、私たちが実践してきた経験をもとに、忙しいビジネスパーソンの皆様へ向けて、心の健康を保つためのデジタルデトックス習慣をご提案します。特に、色の力を活用した「カラーセラピー」の知見と、デジタルツールを味方にする「電子書籍」の活用法について、具体的にお伝えしていきます。

AI時代の働き方がもたらす新しいストレス

デジタル技術の進化は、私たちの働き方を大きく変えました。特にAI技術の発展により、これまで人間が行っていた業務の多くが自動化されつつあります。

しかし、この変化には表と裏があります。AIが単純作業を担ってくれる一方で、人間には「AIと連携しながら、より複雑な判断を下す」という新しい役割が求められるようになりました。つまり、頭を使う場面が増え、常に情報をキャッチアップし続けなければならないというプレッシャーが生まれているのです。

私たちがウェブサイト制作の現場で感じているのは、お客様もまた同じような状況に置かれているということです。経営者の方々は、自社サイトの更新情報、SNSの反応、競合他社の動向、そして次々と発表される新しいマーケティング手法など、チェックすべき情報が山ほどあります。

こうした状況で、昔ながらの「デジタル機器を全部オフにして山にこもる」ようなデジタルデトックスは現実的ではありません。ビジネスパーソンにとって、デジタルツールは仕事に欠かせないものだからです。

では、どうすればいいのでしょうか。

私たちが提案したいのは、デジタルツールを「敵」として遠ざけるのではなく、その使い方と自分の心の状態をコントロールすることです。具体的には、次の二つのポイントが重要だと考えています。

一つ目は、「デジタル利用の目的を意識的に切り替える」ことです。仕事のための使い方と、リラックスのための使い方を明確に分ける。同じスマートフォンでも、使う目的が違えば、心への影響も変わってきます。

二つ目は、「言葉や数字から離れた感覚的な要素を取り入れる」ことです。ビジネスの現場では、常に言語や数字で情報を処理しています。そこから一時的に離れて、色や音楽といった感覚的なものに触れることで、疲れた脳を休ませることができます。

この二つのポイントを実現するために、私たちは「カラーセラピー」と「電子書籍」という二つのアプローチに注目しました。次の章から、それぞれについて詳しくご紹介していきます。

色の力で心をリセットする:カラーセラピーの活用法

情報過多の時代、私たちの脳は常に言葉や数字を処理し続けています。そんな疲れた心を癒すために効果的なのが、「カラーセラピー」という考え方です。

カラーセラピーとは、色が持つ力を活用して心のバランスを整える手法のことです。難しく聞こえるかもしれませんが、実は私たちは日常的に色の影響を受けています。

たとえば、青い空を見ると落ち着いた気分になったり、暖色系のインテリアに囲まれると温かい気持ちになったりしたことはありませんか。これは色が持つ心理的な効果によるものです。

社員の実践例:半年に一度のカラーセラピー

当社の社員である「ぐりこ」は、ブログでカラーセラピーの魅力について発信しています。彼女はここ数年、半年に一度のペースでカラーセラピーを受けているそうです。

彼女によると、カラーセラピーは「心の声を聴く」手段だといいます。色を選ぶという行為を通じて、自分でも気づいていなかった心の状態や、潜在的に抱えている課題に気づくことができるのです。

この経験を聞いたとき、私たちは「これはビジネスパーソンのデジタルデトックスにも応用できるのでは」と考えました。忙しい日々の中で、意識的に色に触れる時間を作ることで、言葉や数字の処理から解放され、心を休ませることができるはずです。

すぐに実践できる色彩活用法

カラーセラピーの考え方を日常に取り入れるために、私たちがおすすめする具体的な方法をご紹介します。

デバイスの色調整で睡眠の質を上げる

パソコンやスマートフォンの画面が放つ青白い光、いわゆるブルーライトは、脳を覚醒させる作用があります。そのため、夜遅くまで画面を見ていると、寝つきが悪くなったり、睡眠の質が下がったりします。

これを防ぐために、就寝前の1〜2時間は、デバイスのナイトモードを必ずオンにしましょう。ナイトモードでは、画面がオレンジや赤といった暖色系の色調に切り替わります。暖色系の色は、安心感や温かさをもたらし、リラックス効果を促してくれます。

iPhoneであれば「Night Shift」、Androidであれば「夜間モード」という機能が標準で搭載されています。時間を設定すれば自動でオンになるので、ぜひ活用してみてください。

デスク周りに緑を取り入れる

オフィスで長時間仕事をしていると、神経が高ぶってストレスを感じることがあります。そんなときにおすすめなのが、緑色を取り入れることです。

緑色は、自然や調和を象徴する色とされています。視覚的な負担を軽減し、心を落ち着ける効果があると考えられています。小さな観葉植物をデスクに置いたり、緑色のマグカップやペンケースを使ったりするだけでも、気持ちが和らぎます。

実際、私たちのオフィスでも、各デスクに小さなグリーンを置いている社員がいます。「ふと目に入ると、ホッとする」という声を聞きます。

自分のパーソナルカラーを見つける

人にはそれぞれ、見ると心地よいと感じる色があります。これを「パーソナルカラー」と呼びます。自分のパーソナルカラーを見つけて、日常の中で意識的に取り入れることも、心のリセットに効果的です。

たとえば、お気に入りの色のマグカップでコーヒーを飲む。その色のノートを使って仕事をする。休憩時間にその色のものを眺める。こうした小さな行動が、多忙な毎日の中でのリセットボタンになります。

ぐりこのように定期的にカラーセラピーを受けるまではしなくても、日々の生活の中で色を意識するだけで、心の状態は大きく変わってきます。色は言葉を必要としません。だからこそ、情報過多で疲れた脳を休ませる助けになるのです。

電子書籍を味方にする:デジタルツールでのデトックス

「デジタルデトックス」と聞くと、スマートフォンやタブレットを一切見ない状態を想像される方が多いかもしれません。しかし、IT業界で働く私たちの視点は少し違います。デジタルツールそのものを、デトックスに活用する方法があるのです。

社員の読書体験から学んだこと

当社の社員である「はまねこ」は、ブログで読書への愛情を語っています。彼女は「本が好きだからこそ思う、電子書籍のこれから」や「本を読むということ――静かだけれど、力強い冒険」といった記事を書いています。

はまねこは、小さな頃から本や漫画に囲まれて育ったそうです。本を読むことは、彼女にとって「静かだけれど、力強い冒険」なのだといいます。

しかし、大人になって子育てや家事、仕事に追われるようになると、ゆっくり本を読む時間を確保するのが難しくなりました。そんなとき、彼女が出会ったのが電子書籍です。

タブレット一つあれば、いつでもどこでも本を読める。重い本を持ち歩く必要もない。暗い場所でも読める。電子書籍は、忙しい毎日の「味方」になったと、はまねこは語っています。

この話を聞いて、私たちは気づきました。デジタルツールは使い方次第で、心を疲れさせるものにも、癒すものにもなる。大切なのは、目的を切り替えることなのだと。

電子書籍をデトックスツールにする方法

電子書籍を使ったデジタルデトックスの具体的な方法をご紹介します。

読書専用の時間と場所を作る

デジタルデトックスの本質は、情報や通知による強制的な注意の分散を避けることにあります。そのために、読書専用の時間と環境を意識的に作ることが大切です。

仕事で使っているパソコンやスマートフォンではなく、読書専用のタブレットやリーダーを用意するのが理想的です。もしそれが難しければ、普段使っているスマートフォンでも構いません。ただし、読書アプリを開いたら、通知をすべてオフにしましょう。

そして、読書をする場所も工夫してみてください。デスクではなく、ソファやベッド、カフェなど、仕事とは違う場所で読む。それだけで、脳は「今は仕事モードじゃない」と認識してくれます。

自分で選んだ情報に集中する贅沢

AI時代の働き方では、常に大量の情報をインプットし続ける必要があります。メール、ニュース、SNS、そしてAIが生成したコンテンツまで、処理すべき情報は膨大です。

そんな中で、電子書籍による読書は特別な体験になります。なぜなら、それは「自分で選んだ情報」に集中する時間だからです。

誰かに送られてきたメールでも、アルゴリズムが選んだニュースでもない。自分が読みたいと思って選んだ本を、自分のペースで読む。この「自己決定感」が、脳の疲労を回復させる鍵になります。

はまねこが電子書籍を「忙しい毎日の味方」と呼ぶのは、このためです。スキマ時間であっても、5分でも10分でも、自分が選んだ本を読む時間は、心をリセットする貴重な時間になります。

読書から生まれる創造性

私たちは「ITでワクワクを創造する」ことを使命としています。デジタルデトックスは、単なる休息ではありません。それは、新たな創造性を生み出すための準備なのです。

読書を通じて得た知識や、リフレッシュされた思考は、仕事での創造的なアイデアにつながります。お客様の課題を解決するための新しい視点が見つかるかもしれません。ホームページのデザインにインスピレーションが得られるかもしれません。

はまねこが語る「本を読むということ――静かだけれど、力強い冒険」という言葉の通り、読書は私たちの内面を豊かにし、仕事にも良い影響を与えてくれます。

電子書籍という便利なツールを活用することで、デジタルの世界にいながら、心の平穏を保つことができる。これが、私たちIT業界で働く者が見つけた、現代的なデジタルデトックスの形です。

安心できる環境があってこそのデトックス

デジタルデトックスを成功させるためには、もう一つ大切な要素があります。それは、デジタルの世界に戻ったときに、安全で安心な環境が整っていることです。

たとえば、せっかくリラックスして読書を楽しんでも、仕事に戻ったときに「サーバーがダウンしているかもしれない」「セキュリティに問題があるかもしれない」という不安があったら、心から休むことはできません。

私たちが提供する安心のサポート

私たちらいふぼーとは、ホームページの制作だけでなく、公開後のサーバー管理も行っています。セキュリティ対策から日々の保守まで、しっかりとサポートさせていただきます。

なぜこのサポートが重要かというと、IT環境の安全性が、経営者やウェブ担当者の心の安定に直結するからです。「専門家に任せているから大丈夫」という安心感があれば、本当の意味でデジタルから離れ、心を休めることができます。

実際、私たちは「北海道警の偽サイトが発見された件から見える、URLの罠と公式サイトの責任」といった記事でも情報発信しているように、セキュリティリスクには常に高い意識を持っています。

こうした取り組みは、お客様の安心を守るためであると同時に、私たち自身のワークライフバランスを支える基盤にもなっています。

AIと人間の役割分担

私たちは、AIが得意な部分は積極的に活用しています。たとえば、ChatGPTを使って会社の魅力を引き出すコピーライティングの下書きを作成するなど、効率化できる部分は効率化します。

しかし同時に、人間が注力すべき部分には、しっかりと時間をかけます。それは、お客様への親身なヒアリングであり、お客様の想いを汲み取る作業です。

この戦略的な時間の使い方こそが、私たちがワークライフバランスを保ちながら、高品質なサービスを提供し続けられる秘訣です。

まとめ:デジタルと上手に付き合うために

ここまで、忙しいビジネスパーソンの皆様へ向けて、心の健康を保つためのデジタルデトックス習慣をご紹介してきました。

私たちが提案したいのは、デジタルを完全に拒絶するのではなく、上手に付き合っていく方法です。色の力で感覚的に心をリセットし、電子書籍でデジタルツールの目的を切り替え、安心できる環境を整えることで、心の健康を保つことができます。

デジタルデトックスの習慣とは、高性能な機械のメンテナンスに似ています。私たちの脳も、定期的に休息とリセットが必要です。デジタル接続を一時的に断ち切り、色彩や読書といった活動を行うことで、過負荷を防ぎ、創造性を最適な状態で保つことができます。

私たちらいふぼーとは、2003年の設立以来、お客様の成長を長期的に支え続けることを目指してきました。そのためには、私たち自身が心身ともに健康で、創造的でなければなりません。

この記事でご紹介した方法は、私たちが実践してきた経験に基づくものです。完璧である必要はありません。できることから少しずつ始めてみてください。

色を意識する。電子書籍で読書をする。安心できる環境を整える。こうした小さな習慣の積み重ねが、皆様の心の健康とビジネスの成功につながることを願っています。

私たちは、お客様と一緒に「目的のあるウェブサイト」を創るパートナーとして、末永くお付き合いできれば幸いです。


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